T&E Corporation コラム 2023年3月23日

 

■国民的ヒット曲

昭和の時代、テレビ主流の時代は、老若男女が知る楽曲が沢山ありました。

ドラマや、CMで流れると皆が知る国民的ヒット曲になるパターンがありました。

1990年代には、ミリオンヒット曲が珍しくない時代でした。

その後も、ミリオンヒットを出すアイドルが出てきましたが、セールスはあるものの、
曲は特定のファンしか知らない、という状況が多い様のではないでしょうか。

インターネットの普及によるテレビ離れは元より、音楽ニーズが細分化し、いわゆる
国民的ヒットと呼ばれるものが、殆ど無くなりました。

Foorinの「パプリカ」などはそれに近い感じもしますが、なかなか国民的ヒットが
生まれにくい状況に変わりはありません。


そんな中、少し前になりますが、とある渋谷区にある100均で買い物をしておりました。

店内では「ゆうせん」(恐らく)が流れておりましたが、暫くして Official髭男dism -の
「Pretender」が流れて参りました。

すると、隣にいた若いカップルが「Pretender」に合わせて口ずさみ始めました。

また、違う列にいた人も同じように、口ずさみ始め、更にあちらこちらから口ずさむ
声が聞こえて来ました。

大声ではないにしろ、店内はちょっとした大合唱状態になりました。

大変微笑ましい光景でした。

比較的若い層とはいえ、ちょっとした「国民ソング」だなと感じた瞬間でした。

(国民的ヒット曲とまではいかないかも知れませんが。。。)

 

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■プチ音楽用語講座

 作詞家、作曲家として仕事をしていくうえで、絶対に知っていて欲しい音楽用語のご紹介です。

 「そんなこと知ってるよ!」と思う方も多いかと思いますが、意外と知らないままでいる事も多いものです。


・4rythm(フォーリズム)

バンド演奏で必要な基本楽器の4つ。

ドラム、ベース、ギター、ピアノ(キーボード)の事になります。

 

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・ステムデータ

新人のアレンジャーが、音楽プロデューサーより、「ステムデータを下さい」と言われて、
「?」となっている場面をこれまで何度かお見受けしました。

ステムデータというのは、アレンジされた楽器のパートをある程度まとめたデータになります。
例えば、ドラム2mix、ベース、コードもの、オブリ系、SE系など、5~6トラック位にまとめた
ものとなります。

必要とされる場合は、ヴォーカル録音の際が多いです。

その後、全てのトラックのデータを最終的にエンジニアに私、トラックダウンされるケースが殆どです。
このすべてのトラックデータを「パラデータ」もしくは、「マルチデータ」とも呼ばれます。

 


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・パン(パンポット)

音楽を聴く時の音の左右の定位のこと。

定位とは要するに、左右のどの場所から音が聞こえてくるかという事です。

例えば、ヴォーカルやドラムなどは、センター(中心)に位置するのが一般的です。

その他の楽器は多少、センターからずれていたり、場合によっては極端に左右に振れているものもあります。

また、効果音など、左右を動いていくものもあったりします。

 

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dead or live ? (デッド、ライブ)

音楽等を録音をする場合に、その部屋の響き方の表現として使われます。

良く響く場合は、ライブ。 あまり響かない場合はデッドとなります。

例えば、お風呂の中は音が良く反響する為、かなりライブです。

逆に、防音室や、消音材を使っている部屋はデッドという事になります。

皆さんもご経験があると思いますが、新しい部屋に引っ越して、何もない部屋は

音や声が良く響いて「ライブ」ですよね。

その後、家具を置いたり、カーペットを敷いたりするとどんどん「デッド」になります。


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・オンマイク / オフマイク

マイクを使う時の距離の事で、オンマイクの場合、楽器や声から近い距離にマイクがある事を言い、オフマイクは、遠い位置にある事になります。

 

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・マスタリング

ミキシングとの違いが良く分からないという方もいるかも知れませんが、マスタリングとは、ミキシングされた2mix音源を更にイコライジングしたり、音圧を調整したりする事を言います。

また、ミックスで出来上がったアルバムの複数曲があった場合、それぞれの音圧を揃えたりする

役割もあります。

ミックスがある程度最終段階ではありますが、マスタリングで意外にも随分音が変化する場合もあります。

 

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■病院で聴く音楽

音楽に長年携わっている方は、時に音楽を聴く事がちょっとした苦痛になる事があるかと思います。

私も随分昔から、食事中に音楽を掛ける事が出来なくなりました。

レストランなどでかかっているものは仕方がありませんが、特に自宅で食事をする時には
めっきり音楽をかける事が無くなりました。

また、病院や歯科医など待合室で音楽が流れている場合がありますね。

患者をリラックスされるという意味かクラシックなどがかかっている事が多いかも知れません。

ただ、音楽がかかっているとどうしても耳が集中してしまい、メロディや楽器構成などが

気になってしまい、余計に歯が痛くなるケースがあったりします。

職業病ですね。

 


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