T&E Corporationコラム 2023年4月12日

 

■コード理論の必要性

よく作曲にコード理論は必要か?という事が話される事があります。

コード理論は、不協和音や、メロディーとコードの不整合などを防ぐ上で、その助けと
なってくれる事がありますし、知っていた方が音楽全体を見渡す上では非常に便利なツールでもあります。

ただ、コード理論を知らなくても経験により、自然に楽曲が作れる様になる人もいますし、自然に理にかなった形になっている事もあります。

ただ、勉強するのが嫌いだからと言って、コード理論を避けている人はそもそも楽曲作りに必要な練習、例えば規制曲のコピーなどさえ避ける傾向にあるかも知れません。

では、コード理論を勉強するデメリットはあるのでしょうか。

コード理論を知ると、ある程度コードの自然な流れやパターンが見につくので、音楽的な「間違い」というものが無くなります。

逆に、パターンを知っている事でいつでもそれなりに「良さげ」なものを作り事は出来る様になるので、時にワンパターに陥ったり、奇抜な発想が出来なくなる傾向が出てくる事もあります。

そもそも、コード理論とは、いろいろなメロディーとコードの繋がりを後付けで証明したものです。

例えるなら、英語などの言語をネイティヴが自然と身に着ける事が出来て、非ネイティヴは文法などを覚える必要があるのと少し似ているのかも知れません。

少なくとも、作曲のみならず、編曲家を志す人はコード理論は必要かと思われます。

コード理論の必要性は賛否が分かれるところかも知れませんが、自分に合った方法を
探す必要がありそうです。

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■耳コピ

「耳コピ」とは規制曲を耳で聴いてコードを拾いコピーする事です。

その昔、作曲家やミュージシャンを目指す人はこぞって行っておりましたが、最近の方はどうでしょうか。

勿論楽譜を購入すれば、コードが載ってますし、楽かもしれませんが、耳でコピーする事で耳が鍛えられますし、コードの使い方が上手い楽曲を発見する事で、勉強にも刺激にもなり、特に作曲家を目指す方にとっては大変意味のあるトレーニングだと思います。

特に初心者の方で、楽曲がまだ上手く作れない人は、最低100曲程を目安に耳コピをすることで、大体のコードの流れが分かり始めると思いますので、お勧めの練習だと思います。

 

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■プチ音楽用語講座

 作詞家、作曲家として仕事をしていくうえで、絶対に知っていて欲しい音楽用語のご紹介です。

 「そんなこと知ってるよ!」と思う方も多いかと思いますが、意外と知らないままでいる事も多いものです。

 

・パラディドル

元々ドラムを演奏する際に使われる奏法で、「パラ」は左右交互に叩く、「ディドル」は同じ手で叩くという意味なのですが、
この「パラ」と「ディドル」をいろいろと組み合わせて叩く事が
パラディドルとなります。
これによって独特で心地よいリズムが生まれます。

また、このパラディドルはキーボードを演奏する時にも応用されます。


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・劇伴

「げきばん」と読みます。

映画やドラマ、アニメなどに使用される音楽の事を指しますが、基本的にはBGMの事を指す事が多いです。

似たものに、「サウンドトラック」略して「サントラ」などがあります。

また、「インスト」というと、”instrument “(楽器)の略ですが、基本的には、楽器のみの音楽という意味になります。


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・シャッフル16beat

シャッフル16beatとは、リズムの1つの形ですが、まずシャッフルとは、3連符の一つ飛ばしのリズム、いわゆる「タッタ、タッタ」と馬が跳ねる様なリズムの事です。

また、16beat とは、16分音符を使ったビートの事で、サンバのリズム等をイメージすると分かりやすいかと思います。

そして、シャッフル16beatは、16分音符を更にシャッフルに弾ませるリズムになります。
初心者の方には、16beatとの区別がつかない方がいるかも知れません。

例えば、日本の楽曲でいうと、宇多田ヒカルさんの「Automatic」などが有名ですね。

更に、シャッフルは3連符の一つ飛ばしですが、16分音符の間2つ飛ばしにすると、シャッフルに近い感じになりますが、少しつんのめった感じのリズムになります。

また、シャッフルと、16分音符の2つ飛ばしの中間のリズムも存在します。

シャッフル16beatでも同じ様に中間がありますので、更に中級以下の方には難しいかも知れません。

上級者になると、この中間を使い分けられる様になります。

いわゆる「グルーブ」になる訳ですね。

 

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