作曲家 須田悦弘コラム 「MIDIギター、フレージングの驚き」

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MIDIギター、フレージングの驚き

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皆様こんにちは、須田です。

相変わらず、オリジナルバンド”Recezza.(リセッツァ)”の制作に励んでいます。 クライアントさんからご依頼いただく作曲の場合には、 発売や放送までは情報が出ないように一切口外しないのですが、 今回はYouTubeにレコーディング状況をUPしたりなど、楽しくやってます。

というより、自分で宣伝しないと誰も気付いてくれないので、 積極的にアピールしていかないと。せっかくの作品ですし。 しかし不慣れなもので、思うように行かず、手探り状態です。

さて先週はギターのレコーディングを行いました。 ギタリストは今井麻美さんのバックバンド”+A”等でお馴染み中村天佑さん。 中村さんのお勧めでMasa Music Studioさんを使わせていただきました。

エレキ、アコースティックに、なんとMIDIギターまで使いました。 エンジニアの渡部さん曰く、JazzギターソロでMIDIギターを使うのは世界初だ! とのことです。 こんな感じで、とてもエキサイティングなレコーディングでした。 www.youtube.com/channel/UCtuyr2iJ34MzzRYc2wjnDcA  (https://)

私としては、楽曲に入るギターがめちゃめちゃカッコ良かったのが何より嬉しく。 そして同じくらい嬉しいのが、中村さんのギター演奏をMIDIデータで見られること。 先週の鳥海さんのコラムに書いてありました。

鳥海さんはギターも鍵盤も出来るので、両方にフィードバックがあって良い、と。 私はエレクトーン育ちで、鍵盤しか出来ません。ギターは家にはあるものの、 1小節ずつコードを録音する、しかもカポやらを使いまくり、 といった感じで使うだけです。早い話が弾けません。

だからこそ鳥海さんの言うことはとても良くわかり、ギターと鍵盤では、 同じ人が作曲に使っても、フレージングやテンションはもちろんのこと、 コード進行まで変わってくると思います。

今回MIDIギターは「ギターソロ」に使ったので、フレージングだけなのですが、 シンセの音をあてがっても、不思議とギターソロの香りがするんですよね。

ここをデータで見られるのは、とても勉強になりました。 作曲編曲をするためには、まずは楽器を知らなくてはいけないと、 改めて感じた次第です。

ではではまた来週!  

 

 

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作曲家 須田悦弘コラム「ピアノ付きスタジオに籠ってみました」

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ピアノ付きスタジオに籠ってみました

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みなさま今日は、須田です。

相変わらず、自主制作版に注力する毎日を過ごしています。 そんな中、ひとつニュースがございまして。 CDの帯に入れる作品レビューコメントを、何と何と、 元H2Oの赤塩正樹さんにいただけることになりました。

「想い出がいっぱい」のイメージが強いですが、 以前、本当にまさかのひょんな事からスタジオにお邪魔したことがありまして。 その時に、赤塩さんが出すAORやフュージョンな空気に面食らい、 めちゃめちゃ尊敬していたので、思い切ってお願いしちゃいました。 そんな中、先週は気分転換に、近所にあるスタジオ (世田谷RECスタジオさん)のグランドピアノがある部屋を 1日予約しまして、ひたすらピアノを弾いて来ました。 ピアノしかない。 という環境が、びっくりするくらい集中できました。

逆に、普段、いかに気が散ってるのかも分かりました汗。 先日は、ひたすら弾く、という目的で予約しましたが、 弾いていて思ったのが、電子楽器と生楽器では、 出来る曲が変わりそうだということ。

今度は作曲目的で予約してみようかな、と思います。 今週はいよいよ、ゴールドラッシュスタジオさんで、二胡のレコーディングです。

以前同スタジオでレコーディングして頂いた歌データをいただき、 自分の環境で歌を混ぜた事があります。

コンプもEQも何もかけていないのに、ツブ立ちがよくオケに埋もれない音なんです。 良い音で録ると、こういうことになるのか、と鳥肌が立ったものです。 ということで、今回、お願いする事に致しました。

これでレコーディングが終わってしまうかと思うと、寂しくもありますが、 それでもまだまだやることは山積しているので、張り切って参ります。

ではではまた来週。

須田悦弘