鳥海剛史コラム Vol.116 【リリースお知らせ】三森すずこ 3rdアルバム「Toyful Basket」
皆様こんにちわ。 作曲家の鳥海剛史です。
先週、初めて一週コラムをお休みさせて頂きました。
多忙とか言いたくないのですが、、、 色々とアレンジやらスケジュール詰まっていたり、書けるようなネタが無かったり、 元々毎週木曜更新だったコラムもずれてずれて月曜更新とかなっていたりしたので、 今後は金曜夜に入稿し、土曜日更新というスケジュールで行えればと考え、リセットさせて頂きました。(グダグダと言い訳) それでは今週も漢字やひらがなや、たまにアルファベットの文字を羅列したモノをキーボードを使ってテキストに打ち込んでみましょう!
●●●●週間活動報告●●●●
こち亀が終わってしまうそうですね・・・ 私の記憶が確かでしたら、確か私が中学3年生の1996年の時に100巻が発売され、 めざましテレビや朝のニュースで取り上げられていたのを覚えております。
その時でもすげーなーなんて思っておりました。 そして今回200巻・・・!!! すごすぎです・・! 40年間休載無しとかすごいですね!! 私でさえ「週間 鳥海コラム」を115回で初めて休載したというのに・・笑 こんな私がジャンプで連載していたら何回くらい休載していたことか。。 ・・・そんなこんなで2周分の週間活動報告です。 まず8月28日に日本テレビ 汐留ロコドル選手権の決勝戦の審査員をしてきました。 今回は決勝戦との事で、アイドル、オーディエンスともにものすごい盛り上がりでした! 優勝は「Menkoiガールズ(群馬県)」準優勝は「IM Zip(富山県射水市)」でした! そして9月9日はフジテレビの「ノンストップ!」で八王子のC級グルメパンカツがまた特集されました! V6の坂本くんが八王子駅をぶらぶらし、パンカツをたべるという内容でした。
V6はイノッチと坂本くんにパンカツ食べてもらってます! そんな私の作曲家デビュー作はV6!! 縁があるなあ〜。。なんて勝手に思ってます。。笑 今週はまあこんな感じです。
●●●●【リリースお知らせ】三森すずこ 3rdアルバム「Toyful Basket」●●●●
というわけでお知らせです! 三森すずこ 3rdアルバム「Toyful Basket」 お陰様でデイリー3位でした! Shall we dance? 作詞 三森すずこ 作曲 恩田快人 編曲 恩田快人・鳥海剛史 Drums 岩崎貴俊 Bass 恩田快人 E.Guitar 野澤広幸 A.Guitar 高慶”CO-K”卓史 Key 鳥海剛史 Chorus 安田みずほ・恩田快人 Rec,Mix 柳俊彰 Mastering Tim Young
結構前から携わっていたプロジェクトでしたので、 終わってホッとしました。。笑
レコーディングも立ち会ったりして、 ワイワイガヤガヤととても楽しいレコーディングでした! 今回はアレンジとキーボード担当しております! せっかくジュディマリの恩田さんがベース弾いてくれるとのことで、 ソロパート作ってしまいました・・! (オルガンソロ弾いてます・・・ボソ・・) ぜひ聞いてみてください!!
そして12回目のShall we dance?で何かが起こる!!
●●●●【エンディング】●●●●
そんなわけで、お知らせばかりになってしまいましたが、 今週はこんなラーメンを食べました。
八王子ラーメンの名店「麺くい亭」 20代の頃は家系ラーメン至上主義みたいな食べっぷりでしたが、 30代を過ぎてから中華そばとか八王子ラーメンも好きになってきました。 量もちょうどいいしおいしいし、最高でした! 評価 ★★★★★
それではまた来週!
鳥海剛史
Twitter twitter.com/toriumi_takeshi HP toriumitakeshi0522.wix.com/studio-torick (http://)
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作曲家 須田悦弘コラム 仮歌をいつも、ありがとうございます(2)
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仮歌をいつも、ありがとうございます(2)
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こんにちは、須田悦弘です。
先週に引き続きまして、デモ作りには欠かせない「仮歌」について書こうと思います。 視点を変えまして、僭越ながら作曲家側から見たボーカリストさんに望むこと、なぞを。
いやほんと、先週も書きましたように、基本は感謝しかないのです。以下は、 「こんなことが出来たら、より仮歌Voとして人気が出ちゃんじゃないの?!」 的なご提案として読んでいただけたら、幸いです。
「歌がうまいこと」と抽象的なことを挙げても意味がないので、 独断ですが、そのかわり、なるべく具体的に書いてみます。 ○独りよがり<->個性を抑える、のコントロールが出来る 仮歌なので、あまりに個性的なものは困る場合もあります。
が、必要に応じて、個性を爆発させてもらえると嬉しいこともあります。 曲によっては、「この曲でこの人の歌を聴きたい」と思うことがあります。 目的が、デモを仕上げることから、その方の歌を聴くことに変わってしまうくらい、 魅力的なボーカル。それは最強だと思います。
○「しゃくり」をコントロール出来る 発声と同時にポンと音程に乗せることが出来る人が、あえてしゃくったのと、 乗せられない人が、しゃくって調整したのとは、全然違って聴くとすぐに分かります。 また、字ハモがある場合など、しゃくりの音程、長さが違うと、 イマイチ気持ちの良い仕上がりにならなかったりもします。 難しい技量だとは思うのですが、そこをクリアしている方の歌はとても、魅力的です。
○音の切れどころを意識している 2分音符で2分休符なのか、付点2分音符で4分休符なのか、 同じ4拍でも、ちゃんと考えてメロディを作っています。 意外に歌い手さんで、そこまで意識する人は少ないようです。 「しゃくり」と同じで、複数のハモりがあ
る場合などは、 パートにバラツキがあると、後処理が大変になる場合もあります。 仮歌どころか、モノホンのボーカルトラックを入れる場合には尚更、 意識しなければいけないポイントだと思います。グルーブに差が出ます。
○宅録出来る この数年で、宅録可能な方は100%近くになったと思います。 対面で録音したほうが良い結果が得られるのは分かっているのですが、 数日でデモを仕上げるとなると、歌の録音に何時間もかけられないのです。
副業作家さんなら、尚更だと思います。会社に行っている間に、歌が来る。 専業作家でも、アレンジ中に歌が来る、の魅力は外せません。
○すぐに連絡をくれる 本当にすみません。勝手なことを言っております。 徹夜で曲を作って、ボーカリストが見つからないことほど、切ないことはありません。
ですので、納期があまりに短い場合には、どうしても何人かにお声かけしてしまいます。 やはり、一番最初にお返事をいただけた方に、お願いすることになります。 もちろん、何人かにお声掛けする場合には、予めその旨も伝えております。
○譜面が読める 当たり前だろう、と思いがちですが、意外に多いんです、読めない方。 読めない人に限って「読めなくたって今までやってきた」と思っているようです。 が、音楽するのに譜面が読めないというのは、英語必須の会議に出席しておきながら、 「英語できないから、日本語に訳して」と、他の全員の出席者に頼んでいるようなものです。 ミュージシャンというのは譜面を見て育って来てます。バンドの曲作りを例にすると、 メロ&コード譜のA4用紙1枚ペラだけのやりとりで、「お、いい曲書いたじゃん」 「このメロディは歌えないぞ」「このコードはこっちだろ」「じゃ、合わせてみようか」 と、こんな具合で進めることが出来るのです。紙を見て頭でアンサンブルが鳴るんですね。
もちろんそこまでは望みませんが、例えば「どこそこの歌い方おかしかったよ」というのは、 譜面を見ながら「65小節目の2拍目のラの音は、8分音符だよ」で済ませたいのです。 パソコンを立ち上げ、音を鳴らして確認し「2分15秒あたりの」「歌詞でいうと『か』が」 「かなり長いので、もう少し短く歌ってください」のような指示には馴染みませんし、 手間が全然違うのはお分かりいただけるかと存じます。 こんなところでしょうか。偉そうに色々と書いてしまいました。
お役に立てましたら幸いです。
ボーカリストさんから作曲家へのアドバイスも、引き続き募集中です!
是非なんでも良いのでお寄せいただけたらありがたいです。
ではでは、また来週!
須田悦弘