鳥海剛史コラム Vol.54 LUNATIC Fest.に行ってきた話。

皆様こんにちわ! 作曲家の鳥海剛史です!

いよいよ7月になりましたね! 昨日はうるう秒を見ようと、朝9時にテレビに張り付いておりましたが、 前日にアレだけうるう秒があると騒いでいたニュース番組は、

その瞬間に何も伝えず、、 気がついたらうるう秒は終わっておりました。。 刹那の出来事でした。

それでは今週も書いていきましょう!

  • ●●●【週間活動報告】●●●●

今週も仕事しまくりでした! 長期にわたるインスト仕事7曲が1件終わりそうで、 こちらも今年の夏にお知らせできそうです。 まだまだ複数の仕事抱えつつですが、 ホッと一息つけた所です。 そんな中、土曜日に幕張メッセで行われた、 LUNASEAのフェス、LUNATIC Fest.に行ってまいりました。

11659561_815685768508678_2044407915586007862_n

大好きなバンドがたくさん出ました! LUNASEA、SIAM SHADE、X JAPAN、9mm、ディルアンゲグレイ、、などなどカッコいいバンドが15バンドも出ました! もろ自分の影響受けた世代のバンド大集合で、 とても楽しめました。

中でも思いれが深いのが、X JAPANです。 僕はYOSHIKIが大好きで、 2009年の東京ドームもドームの2階席最後列で見たことがあるのですが、 今回こんな近さで見れたのが本当に貴重な経験でした。(といっても100Mは離れてましたが、^^:)

もともと僕はピアノを弾けたのですが、 YOSHIKIのピアノは20歳〜23歳くらいで研究しまくりました。 ヴォイシングやテンションが独特で、 これどうやって思いついたんだろう、、と思います。 また、その複雑なアルペジオやテンションも、 紐解くとシンプルな事をやっていたり、 本当に少しのサジ加減でこんなに変わるんだなと驚きました。 そして僕がDTMを始めたのも、YOSHIKIがスタジオで打ち込みをする姿がかっこよくて、 自分もあんなスタジオでパソコンで曲を作りたいと思ったのが作曲家を目指したきっかけです。(なんか文法変ですが・・) 100m離れていても、ドラムやピアノを叩くYOSHIKIはキラキラ輝いてました!

そしてサプライズで、X JAPANのニューアルバムの新曲のコーラスレコーディングを、 オーディエンスに歌ってもらい、収録されるとのことに! これは嬉しい! 誰にも負けないくらい大きく歌いました! 20年ぶりのニュー・アルバム楽しみです!

  • ●●●●●●●●●●●●●●●

というわけで、まだまだ梅雨が続いておりますが、 カビやO-157に気をつけてお過ごしください。

それではまた来週!

鳥海剛史

Twitter twitter.com/toriumi_takeshi HP www.studio-torick.com

 

 

———————————-

作詞家 漆野淳哉 コラム Vol.056. 【Exodus】

みなさん、こんにちは。

まだ梅雨真っ盛りですが、梅雨が終われば、真夏ですね。いちばん好きな季節です。 しかし、いまはまだ連日どんよりなお天気が続いているので、今日は最近借りてきて観た 【「Exodus(エクソダス:神と王)】という映画について話をさせていただきたいと思います。 確か、今年の初めにも【Noahノア 約束の舟】という映画について、コメントさせていただきましたが、 【Exodus】も「出エジプト記」という旧約聖書の物語です。おいおい。。。

しかし、個人的に興味があるのは、旧約聖書よりも古代エジプトです。 なんていいますか、古代を背景にした映画を観るというのは、ある意味で、 現実逃避には最適で、気分転換にはうってつけではないかと思います。

で、【Exodus】ですが、モーゼがエジプトで奴隷となっていたヘブライ人を率いて脱出したのは、 一般的には、古代エジプト第19王朝のラムセス2世の時代と言われていますが、 私はその説には疑問で、ひょっとすると、第18王朝のアメンホテプ4世の時代ではなかったのかと思っています。

ちょっとマニアックな話で恐縮ですが。。。 ちなみにですが、精神分析で知られるフロイトもモーゼとアメンホテプ4世との関わりを主張していて、 この件については、興味が尽きません。 なので、そんなところにも注目して観ていたのですが、 映画の中では、やはりラムセス2世が描かれていました。

余談ですが、ラムセス2世は、180人もの子供をもうけたというから、かなりの大家族です。(>_<) で、「出エジプト記」を題材にした映画としては、特に新しさといいますか、驚いた点などはありませんでしたが、 巨大な立像やピラミッドなど、古代エジプトの都市が、近代都市顔負けの大都市として描かれている点が、 むしろリアルでよかったと思います。

キャストが白人で、英語を喋っている点が微妙ですが、仕方ないですね。 それでも、見応えのある映画だと思います。 古代エジプトを題材とした秀作映画には、【紀元前1万年】や【エジプト人】などもありますが、 今から60年以上も前に作られた【エジプト人】は、上記のアメンホテプ4世を扱っていて、 大変古めかしい映画ながら、ちょっと感動した覚えがあります。

そして、古代といえば、古代エジプトに限らず、古代ギリシアでもそうですが、 王と庶民と奴隷の歴史です。21世紀の現在でも、王と庶民と奴隷は実際にいます。 現実離れした古代スペクタクルを観て、そんな時代に思いを馳せつつ、人間とは何か、 といつも思います。

そして一見、平和に見えるいまも、激動の時代なのではないかと思います。 結局、何千年経っても、当たり前ですが、人間の本質は変わらないのではないかと思います。 そして、そんな空想といいますか、妄想といいますか、非日常的な映画を観て、 余計なことを考える時間も、あっていいのではないかと思います。

というわけで、今日は、【Exodus】という映画についてでした。

それではまた。

漆野淳哉   056