作曲家 須田悦弘 コラム 郷帰り「駒ヶ根市」「伊那谷」   ーーーーーーーーーーーー

郷帰り

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皆様こんにちは、須田です。

先週は、以前ご紹介いたしました、かつて2年ほど住んでいた 「駒ヶ根市」および「伊那谷」を旅して参りました。 _旅といっても、名所を訪れたり、ミュージアムに行ったり等ではなく、 住んでいた時に使っていたスーパーや飲食店に行ってみたり、 よくボーっとしていた公園でボーっとしたり、など。 どこにいても、南アルプスか中央アルプスが見えて、もうもう、贅沢です。 さりげなく観光大使アピール。 2015-06-28 11.05.48

というわけで、勝手に観光大使に就任して、ご紹介致します。 まず、宿。犬連れの方にオススメ、というか、ここしか無いのですが、 伊那市のみはらしファーム、というところにあるホテル愛和の森。 ログハウス貸切で、ペットと泊まれます。

かなり広い専用ドッグランが付いていて、犬はテンションあがりまくり。 そして、信州といえば、やはり蕎麦なわけですが、 観光客向けの蕎麦屋が、やはり、あります。 店構えが良くて、そこそこ美味いのですが、量と値段が、 という、蕎麦屋アルアルです。 断然おすすめしたいのが、JR駒ヶ根駅から徒歩4分くらいのところにある、 「喜野ヤ(きのや)」です。地元の方に教えていただいたので、間違い無いです。 歯ごたえ、のどごし、温度、太さ、どれを取っても最高。ここを知ってから、 他には行かなくなりました。 伊那谷、駒ヶ根の方々は外食が大好きなのか?! 私の印象では、人口に対して飲食店が多いです。 そして、大人数で楽しそうに食べていらっしゃる方々をよく、目にします。 次回は、駒ヶ根といえばB級グルメ、ソースカツ丼。 元住民ならではのオススメ情報をお知らせいたします。

須田悦弘

 

 

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作詞家 漆野淳哉 コラム Vol.055. 【作詞のヒント2・・・Trivia vs Tidbit】

みなさん、こんにちは。

梅雨ということで、うちの庭には紫陽花が咲いて満開ですが、 みなんさんの地域は、いかがでしょうか? 55-1   数年前に植えた紫陽花が、どんどん繁殖しまして、まるでちょっとした 紫陽花庭園になっていますが、その生命力は、すごいと思います。 紫陽花ですが、英語では、hydrangeaと言います。 hydraで、ピンと来る人は、まずいないと思いますが、 Hydra=ヒュドラーは、ギリシャ神話に出てくる9つの頭を持った水蛇、 日本にも全国各地に伝説が残っている恐ろしい九頭龍のことです。 頭が8つあるのは、ヤマタノオロチですが、紫陽花は、いくつも頭がある竜のように見えたのでしょうか? おっと、また竜の話になってしまいましたが、今日は、竜の話ではなく、

【作詞のヒント2】ということで、僭越ながら、お話しさせていただきたいと思います。 55-2    

上記のように、紫陽花とヒュドラーの話は、トリヴィアと言いますか、 どうでもいい話で、役に立たない雑学ではないかと思います。 僭越ながら、以前、パク・ヨンハさんに、「紫陽花」というタイトルの歌詞を提供させていただきました。

花と言えば、桜の花のように、散るイメージがあると思いますが、 紫陽花に関しては、散らずに、枯れていくんですね。初夏に咲いてた紫陽花が、 冬になっても散らずに、そのまま枯れた姿で見かけることがあります。 なんとなくですが、そんな姿にドラマを感じたりしまして、そんな内容を歌詞に入れました。 確か、失恋をテーマにというようなオーダーがあったと思いますが、 女性よりも恋愛消化率の低い男心を歌った歌となりました。。。

で、何が言いたいのかと言いますと、「紫陽花は散らない」というような、 一般的には、あまり知られていなかったこと、あるいは、知っていても気づかなかったことなどは、 歌詞的には、歓迎されるのではないかということです。 もっと言いますと、勝負どころではないかと思います。 これは、Triviaというよりも、あまり聞き馴れない単語ですが、Tidbitという単語がしっくりきます。 どちらも、「豆知識」といったことを意味する単語ですが、 役に立たない豆知識をTriviaというのに対して、 Tidbitは、「おいしいひと口」から転じて、「とっておきの話」みたいな感じではないかと思います。 紫陽花がギリシャ神話のドラゴンだなんて言っても、だから、ど~した? という感じですが、 紫陽花って、散らないんだよね、というと、えっ、そうか、なるほど、みたいな感じで、 そこには、somethingがあるのではないかと思います。 55-3  

  今は空前の情報化時代で、わざわざ図書館などに行かなくても、 手軽にいろんな情報を入手できる訳ですが、 雑学と言いますか、豆知識と言いますか、小ネタを入手するのなら、 Triviaではなく、Tidbitを探し当てるといいのではないかというお話でした。 しかし、人によって、物事の価値観も違いますので、ある人にとっては、Tidbitでも、 別の人にとっては、Triviaになるかも知れません。

結局、そんなセンスも重要だと思います。

それでは、今日はこのヘソで。

漆野淳哉