作詞家 漆野淳哉 コラム Vol.048. 「リピ」

みなさん、こんにちは。

GWも終わってしまいましたが、いかがお過ごしでしょうか? 前回、運動不足解消のために山歩きの話をしましたが、歩くよりも、自転車に乗ったほうが、 いい運動になるのではないかと、自転車に乗って砧公園まで行ってきました。 以前は、砧公園から徒歩2-3分のところに住んでいましたが、なんていいますか、 その時には、忙しかったりで、ほとんどこの公園には行くことがなかったのですが、 今思うと、もっと行っとけばよかったと。。。><

で、都内とはいえ、緑もあって、サイクリングコースもあり、なかなか快適でしたので、 これを日課にしよう、と思いましたが、なんと言っても、得意技は三日坊主だったりしますので、 続かないのではないかと思ってます。残念ながら、リピはないかもです。

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  で、話は変わりますが、先日、5月5日には、声優の中村繪里子さんのライブがあり、 お邪魔してきました。いつもは、なかむランドという遊園地をテーマにした楽しいライブですが、 今回は、「ワールドミュージックフェスティバル」ということで、凄いことになっていました。 楽曲のアレンジだけではなく、衣装や奏者まで音楽に合わせて、 ブリティッシュロックから始まり、レゲエ、シャンソン、フラメンコ風、サンバにボサノバ、モータウン、 ケルトなど、そして和太鼓まで登場して、かなり盛り上がり、楽しませていただきました。

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で、オープニングから続けて6曲、私が書かせていただいた歌を歌っていただいていました。 まぁ、こんなことは後にも先にもないのではないかと思い、感慨深いものがありました。 これまで、私が書いた歌詞を7曲も歌ってくれたシンガーソングライターや 11曲も歌ってくれたシンガー様などがおりますが、中村繪里子さんは断トツです。 本当にありがたいことだと思っています。 なので、中村さんがお住いの方面は、決して足を向けては眠れない感じです。 で、ふと思ったのですが、いろんなアーティストの方に1曲ずつ歌っていただくことよりも、 1人のアーティストの方に何曲も歌ってもらったほうが、もしかしたら嬉しいのではないかと。。。 話はまたまったく変わりますが、知人がやっている飲食店があるのですが、 いわゆる口コミサイトで、いろいろと好き勝手なことを書かれていまして、 そんな中、「もうリピはないかも」という、軽く、何気ないコメントがありました。 話を戻しますと、たまたまあるアーティストに1曲歌っていただいたとして、 その後が続かないとなると、なんとなく悲しい感じがします。 せっかく、1曲歌っていただいて、ご縁ができたのに、リピがない訳です。 というわけで、たった二文字の「リピ」という言葉の意味を噛みしめて、 フロックではなく、「リピ」のある作家を目指して精進していきたいと思う次第です。 それでは、今日はこのヘンで。

漆野淳哉

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作曲家 須田悦弘 コラム

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キーボーディスト「あるある」?

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皆様こんにちは、須田です。

本格的にゴールデンウィークも終わってしまいました。次は夏休みですね。

さて、これは皆様にもご経験があるのでは?と思い、「あるある」提案してみます。新しいキーボードを買った時。もしくは、お気に入りの音色を見つけた時。って、生み出されるフレーズ自体が変化すること、ないですか? 私の場合には、メジャーコンペで作曲をすることが多いので、普段、コードはなるべく簡単に。テンションも控えめに、と、無意識な部分も含めて、だんだん偏っていくのですが、今回、F-20が来てからというもの、テンションも転調もバリバリになってしまっています。

音自体がすごく良いので、テンションコードの絶妙な響きが、たまらないんです、弾きたくなっちゃう。これ、キーボーディストの方々、どうですか?何も、テンションとか転調じゃなくても、新しい鍵盤を使うと、例えばやたらクラシカルになっちゃう、早弾きしたくなっちゃうとか、ないですか。

似たような話で、私の師が、「五線紙は良い紙質のものを買う」といっていました。作曲家にとっての五線紙とは、武士にとっての刀だと。良いものを使って書いた曲は、後に残る可能性が高いそうです。これも、身が引き締まるとか、そういう意味で分かる気がします。 さて、そんな私ですが、ゴールデンウィークあたりに、我が家に新たな制作場所を見つけてしまい(写真)、ちょっとF-20を触る時間が減っています。まあ、色々気分転換しながら、メリハリをつけながら過ごしております。

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それでは、また来週!

須田悦弘