■T&E Corporation 作詞家インタビュー

今回は、2022年7月27日に発売されました、B-PROJECT MooNs 7thシングル「euphoric road」

収録曲「THE SUN GOES DOWN」を作詞されました、赤石美希さんにインタビューさせて頂きます。

 

Q:リリースおめでとう御座います。 まずは率直なご感想をお願い致します。

A:ありがとうございます。この曲に携わることができ光栄です。
そして楽曲を聴いてくださったファンの方々の反響も良く、とてもありがたく思いました。

 

Q:今回の歌詞を制作中に苦労したこと等、心がけたこと等、エピソードは御座いますか?

A:曲の雰囲気を損なわないように意識しました。
曲を聴いて、太陽が沈み切って暖色が消える昼と夜が切り替わった瞬間をイメージし、それを軸に展開しています。

 

Q:さて、もともと作詞家を目指したきっかけは何でしょうか?

A:お話できそうな大それたきっかけはないので、作詞を始めたきっかけを。

音や文字などに色がある、「共感覚」はご存じでしょうか。
例えば数字の1は白、2は黄色とか、この曲は赤、といったように、昔から、言葉や音に対して色のイメージがあり、特に10代前半などは今より曲と歌詞の色の違いに違和感を感じていました。
ある時、歌詞を自分で書き換えてみた所しっくりきて、それがきっかけで作詞を始めました。

ちなみに私の場合はそこまで鋭敏な感覚じゃないのと、時と共に色を感じる聴き方・感じない聴き方の使い分けができるようになり、今では様々な曲を楽しんで聴かせていただいています。

 

Q:作詞家として、普段心掛けている事、ルーティーン等は御座いますか?

A:周りの方に勧められたものは音楽、小説、漫画、アニメ……なんでも、できるだけすぐに手に取るようにしています。
新しいことを知るのが楽しいですし、自分とは違う視点、価値観というものに常に触れていたいというのもあるかもしれません。

 

Q:影響を受けた作詞家はいらっしゃいますか?もしくは、この作詞家は「凄いな!」「勉強になるな~!」といった方はいらっしゃいますか?

A:誰か一人には決められないというのが正直なところです。年齢もキャリアも関係なく、全てが勉強になっています。

 

Q:最近はどんなタイプ・ジャンルの音楽を聴いていますか?

A:何だろう?こだわりはなく幅広く聴いているかもしれません。逆に、敢えて何も聴かないという日を意図的に作るのもおすすめです。
人の話し声や街中の音の中にもドラマがあって面白いです。 

 

Q:ご自分の中で、最高のアーティストを1人(1グループ)挙げるとしたら?

A:どなたか絞れず……。親世代の曲ですが、ふと1990年代前半くらいの曲が聴きたくなります。
誰かが出せなかった昔の手紙を見つけてそれを覗き見させていただくような感覚でしょうか、そんな率直な歌詞に心を揺さぶられます。


Q:中でも「最高の1曲」を挙げるとしたら?

A:1曲選ぶのが難しいですが、あえて挙げさせていただくなら尾崎豊さんの「I love you」を。
「I love you」って適当に使ってしまうとなかなかにチープになりそうな難しい言葉な気がしていて。
それにここまでの厚みと深みを持たせられることが、果たして私にできるのか…と一時へこんだことがあるので(笑)

Q:作詞家としての目標があればお聞かせ下さい。
A:ドラマや映画のタイアップもしくは、舞台関連の曲を取りたいという思いがあります。視覚にも聴覚にも訴える、そんな曲に携わりたいです。

Q:作詞家として愛用しているグッズなど御座いますか?
A:ノイズキャンセリングのイヤホンは手放せません。外でも作業するのですが、電車の中などで音数を確認するのが楽になりました。

Q:またその中でお勧めなど御座いますでしょうか?
A:作詞は音が聞けて文字を残せさえすればいいので、お勧め…特別な機材はいらないという点がお勧めですかね?

Q:いつか作詞を提供してみたいアーティストはいらっしゃいますか?
A:少しご質問からはズレますが…以前にSixTONESメンバーの方主演のミュージカルの作詞をさせていただいたことがありました。
ファンの方々が歌詞にもしっかり心を傾けてくださり、どこが良かったなどの感想や私への感謝のメッセージもたくさんいただいたんです。
その心遣いや作品に対する熱量が、今でも励みになっています。あの時のファンの方々に、どんな形でも何かの作品を通して再会できたらいいなと思っています。

Q:最後にプロの作詞家を目指している方にメッセージをお願い致します。
A:不採用も多いですし、どこからプロと言っていいの?と思ったりもします。作詞家?と音楽業界外の人には笑われたこともあります。
でも、どれもやらない理由にはならないな、と今振り返っても思います。ぜひ、音楽を通してお会いできたら嬉しいです。

 

赤石美希さん、インタビュー有難うございました! –


T&E Corporationでは、今後も赤石美希さんの様な素晴らしい作詞家が活躍出来る環境を提供出来る様尽力して参ります。

また、T&E Corporationでは、作詞家、作曲家を真剣に目指している方を募集しております。

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