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須田悦弘コラム Augmentコードって実は!(その1)
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こんにちは、須田悦弘です。
新横綱・稀勢の里が誕生し、大相撲の大阪場所も真っ盛り。
が、私の注目は、19歳の幕下上位、貴乃花部屋の双子力士、
貴公俊(たかよしとし)、貴源治(たかげんじ)の二人です。
私の父の出身地、「栃木県小山市」の出身ということでまず気になりました。
特に貴公俊は四股の踏み方、後ろ姿が貴乃花にそっくりで、すっかりお気に入りに。
また幕下筆頭の貴源治は勝ち越し目前で、来場所新十両になる可能性が!
そろそろ話題になる機会も増えてくるんじゃないかと期待しています。
【理論編】
さて予告いたしましたように、今日からAugmentコードについて書きます。
Augmentコードとは、RootにMajor 3rdとAugment 5thを足した和音ですね。
例えばミ、をルートにしたトライアド、とすると表記は”E+”となり構成音は”ミ+ソ♯+ド”。
キーボードでもギターでも、これを弾いて確認してみましょう。とても不思議な響きがします。
教育テレビなどで、ハテナ?なんでだろう?という場面のBGMで使われたり、
他には劇版などで少し間が抜けた場面など、だいたい変化球的に使われることが多いようです。
でも、Augmentコードって、それだけじゃないんです。
スケールから成り立ちを理解すると、普通の歌モノで、
ックー!と唸りたくなるような渋い、絶大な効果を発揮することができます。
その前に、ここに更にm7を加えたドミナントコードについて考えてみましょう。
表記すると、”E+7”ですね。一回弾いて確認しておきましょうか。”ミ+ソ♯+ド+レ”。
今この段階では、トライアドと聴いた感じは変わらないと思います。
ここで、話を少し変えまして、Bm7(♭5)-E7-Am7という王道コード進行。
とても切ない響きのする、曲の終わりかたですね。
これをキーオブ・AマイナーのⅡ-Ⅴ-Ⅰと認識している方もいらっしゃると思いますが、
私が話しやすいので、キーオブ・CのⅦ-Ⅲ7-Ⅵとして話を進めます
(ちなみに、このほうが圧倒的に理論全体の理解が容易になりますので、お勧めです)。
【次回予告】
次回以降、この一見、無関係に見える話が徐々に一つになってきて、
渋くオシャレな音の響きが出来上がりますので、お楽しみに!
今週もお読みいただきありがとうございました。