作詞家 漆野淳哉 コラム Vol.065. 【カラオケ&下町ライブ】
みなさん、こんにちは。すっかり涼しくなってしまいました。
先日、ジャスミンのようなくちなしの花の香りがしたと思ったら、
もうすでに、秋の気配の気配となり、あっという間に、金木犀なんですかね?
そんな今日この頃ですが、先日は珍しくカラオケに行ってきました。Σ(゜Д゜)
普段は滅多にカラオケには行かないのですが、理由は、なんていいますか、
私の場合は、みなさんが当たり前に知ってる歌を全然知らなかったり、
逆に、みなさんが知らない歌ばかり知っていたりで、誰も知らない歌を歌って、
シラけたりするからかもしれません。(>_<) また、自分が歌いたい歌が、
ことごとくカラオケに入っていなかったりしています。わかりやすく言いますと、
「ビートルズ
は全然知らないけど、「ずうとるび
なら知っているみたいな。。
古い例ですいません。(><)
そこまで偏った趣味ではないとは思いますが、隠れた名曲といいますか、
そんな歌は、意外とカラオケに入っていないんです。折しも雨が降っていて、
時期的にも、鈴木雄大さんの「レイニー・サマー」などを歌いたかったのですが、
残念でした。 ぁ、また、古い例ですいません。(><)
しかし、古くてもいいものはいいんです。流行り歌で、その時は注目を浴びても、
すぐに忘れられてしまう歌よりも、何年経っても誰かの心に残るような歌を
作っていきたいと、常日頃、強く思っています。
そして、翌日には、ひょんなことから、下町でのライブにお邪魔してきました。
墨田区出身の実力派シンガーソングライター、飯塚まもるさんのSuper Liveです。
飯塚さんは、「1960」というバンドでNHKの『熱血!オヤジバトル』に出演して、
全国437組のエントリーの中から見事グランプリを獲得したという強者です。
「隅田川」など、主に地元に根ざした歌を歌っていますが、なんていいますか、
ちゃんとご自分の歌の世界を持った熱きシンガーといった感じで、
素晴らしいと思いました。当たり前のことだと思いますが、
自分が歌いたい世界があるということはとても大切なことではないかと思います。
作詞家で言えば、描きたい世界があるか、伝えたいことがちゃんとあるか、
ということだと思います。それがあるのとないのとでは、梅干しのない、
日の丸弁当のような気がします。ちょっとわかりにくいたとえですが、
自分が描きたい世界、それが個性だと思います。そして常に求められているのは、
ありきたりではない、キラリと光る個性なのではないかと思います。そのためには
自分が描きたい世界をひたすら追求し続けていけばいいのではないかと、
僭越ながら、思っておりますが、みなさんはどのように思われるでしょうか?
さて、最後になりましたが、リリースのお知らせです。
テレビアニメ『洲崎西 THE ANIMATION』主題歌「Smile☆Revolution」が、
8/26に発売になりました。須田さんと作った表題曲のほか、
どれも楽しい楽曲になっていますので、ぜひお聞きいただければと思います。
いずれもT&Eで活躍中の豪華作家陣が名を連ねています。
1.Smile☆Revolution 作詞:漆野淳哉 作曲・編曲:須田悦弘
2.ホップ・ステップ・ジャンプ!作詞:田中俊亮 作曲・編曲:田中俊亮
3.AUNG 作詞:漆野淳哉 作曲・編曲:森本貴大
というわけで、今日はこのヘンで。
それではまた。
作曲家 須田悦弘コラム
ーーーーーーーーーーーーーーー
Logic 10.2 どこまで行くの?
ーーーーーーーーーーーーーーー
皆様こんにちは、須田です。今日は、あるお仕事の仕上げでお出かけの予定。
今年に入って、というか、6月くらいから、インスト曲を40曲近く作っております。
作りながら、随分と鍛えられている実感があります。
ネタ切れと鍛錬の追いかけっこかもしれません。追いつかれないように頑張っています。
さて、私が使っているApple Logicのかなり大きなバージョンアップが先々週の頭にありまして、
ついに10.2になりました。なりましたね。
Logic Xになった当初は、だいぶバグが多く、私もここで書いた記憶もあります。
前々回くらいかな?アップデートでバグとりもほとんど終わったようで。
アップデートの目的もバグ修正から、新機能の追加の段階に移ってきたようです。
今回、目に付く新機能といえば、新ソフトウェア音源”Alchemy”の追加です。
私なぞは、何?Yngwieのアルバムか?などと思ってしまったわけですが。
そんな私のような人(に限らずとも)にオススメなのが、来る9/20に行われる、
私の師が興した新団体、Music Planzで行われるセミナー。
Alchemyについて、一般的な使い方から裏技的な事柄まで、紹介されます。
musicplanz.org/0920seminar (add http://)
ちなみに、私も別のコマで登場いたします。
特殊スケール、ちょっと外したChord進行について実例紹介など行う予定。
チラッと宣伝失礼いたしました。
それにしても、Logic、どこまで行くんでしょうか。2.3万円で。
私がDTMを始めた当初でしたら、DAW本体に、これだけのシンセとエフェクターを揃えたら、
100万円じゃ足りなかったです(それでも、破壊的に安くなったもんだ!と思っていましたが)。
そして、そこまでインストールしたら、パソコンのパワーも半端じゃすみません。
それが、ノートパソコン1台と、2.3万円のソフトで出来るようになっちゃうんですから。
良いといえば良い、恐ろしいといえば恐ろしい時代になったものです。
それでは、また来週!
須田悦弘