作曲家 須田悦弘 コラム  制作環境の話  

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制作環境の話

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先日、MacBook Airを購入しました。 あちこちで作曲出来たら便利かな、と思いまして。 あちこちというのは、外出ではなくて、日当りの良い部屋で、程度です。

  外出先で降ってきた曲は、五線譜に書き留めておく習慣なので、 このスタイルは恐らく今後も変わらないと思います、手っ取り早いので。

  さてMacBook Airに話を戻しますが。 Logicをインストールしまして、KORGのmicro KEYを繋ぎますと、 これでもう、そこそこな制作環境になってしまうんですよね。 信じられないコンパクトさです。純粋に、良いことだと思います。

  私が宅録というか自主制作をはじめたのは、○○年前なのですが、 VESTAXのMR66という、カセットテープの6トラックMTRを使っていました。

ちょうどMacBook Airと同じような値段。良い時代になったものです。 ただのカセットテープレコーダなのに、バカみたいに大きくて重たくて。

でも、使い倒しましたね。   1トラックはシーケンサーとの同期信号で潰して。 ドラムで2トラック、ベースで1トラック。ここまでで合計4トラック。 そうしたらシンセを同期させながら、ドラム、ベース、シンセを 残りの2トラックにステレオバウンス。 次にドラム、ベース、同期の合計4トラックを削除して、 ボーカルを2本、ギターを2本録音、の手順でバンドのデモを作っていました。

  バウンス後に、「ベースがちっちゃい!」と思っても、どうにもならない。 間奏のギターソロのパンチインに失敗してボーカルを消しちゃったり。 ドラム、ベースの録音が終わった後に、同期信号がトラブったりしたら、 もう涙目です。1週間くらいの時間が逆戻り。  

そんな訳で、手間も時間も、人間数も、移動距離も、重さも体積も、半端無かったです。 その分、仕上がったときの喜びも半端なかったです。   MR66は、記念に持っておくには余りに大きく重たく、 つまづくと岩のような危険物なので、残念ながらもう手元にはないのですが、 ネットで検索すると、画像が出てくるものですね。 これはこれで、やっぱり良い時代だな、と思います。   っと、きれいにまとまった(?)ところで、また次回!

写真

 

 

 

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作詞家 漆野淳哉 コラム Vol.028 「癒しの雪山紀行」

みなさんこんにちは。 先週、雪山に行ってきましたので、今回はその話を少々。 DSC_8585

山形にある羽黒山です。 鶴岡に1泊して、翌朝、羽黒山へ行きました。 ちなみに鶴岡は、私の第7の故郷で、 城下町でありながら、素朴度が高く、なんとも癒される街です。

初日は、鶴岡と私の第8の故郷、酒田を散策しましたが、 雪一色でした。。。 で、翌朝、山頂までバスで行きました。 この時期、わざわざ雪山に行く人も少なく、 バスはガラガラでした。 混雑ばかりの都会に住んでいると、それだけでも癒されます。 DSC_9278

雪でバスが運休にならないか、心配でしたが、 無事、山頂まで着きました。   DSC_8880

羽黒山には、夏には来たことがありますが、冬は初めてです。 地元の人には、長靴かかんじきがないと無理、と言われましたが、 履きなれたスニーカーで雪の中を歩きました。

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そして、お目当ての杉林の中にたたずむ国宝・ 五重塔の写真を撮ることができました。

やっぱり、雪で歩きにくく、転んだりもしましたが、雪道で転んでも 雪がクッションになってくれて痛くないので、安心して、転ぶことができました。

ところで、羽黒山は、なんで羽黒山というか、ご存知でしょうか? 羽の黒い鳥といえば、カラスです。

そして、日本の神話では、初代天皇とされる神武天皇を導いた 3本足の八咫烏(やたがらす)が有名ですが、 なんと、この羽黒山にも、八咫烏にまつわるエピソードがあるので、驚きでした。

そして、帰りの電車まで、時間があったので、 途中、日帰り温泉に行って、露天風呂で冷えきった体を温めて、 至福の時間を過ごしました。

しかし、湯あがりに食べたソフトクリームで、 また体が冷えてしまいましたが、雪山&温泉で、貴重な癒し体験ができました。 DSC_9266

というわけで、 今回は、雪山紀行でした。 それではまた。

漆野淳哉