作詞家 漆野淳哉 コラム Vol.019 「キャットソング」  

みなさん、こんにちは。 もうすっかり、真秋ですね。

温泉のシーズン到来です。 里山に行ったら、紅葉が始まっていました。

そんな訳で、ちょっと更新が遅れてしまいました。 いつでも書けると思っていたら、なかなか思うようにいかず、 ふと、うさぎとかめの童話を思いだしました。。。>,<   話は変わりますが、 先日、鳥海さんのお誘いで、八王子市のみずき通りで行われた、 ガールズユニットフェステバルというイベントで審査員をやらせていただきました。 バッチリ、映っちゃってますが、楽しいイベントでした。(^^) 1

さて、今日は、キャットソングについてです。 なぜか、昔から、猫とは縁がありまして、 もう20年以上、猫を切らしたことはありません。 下の写真は、愛猫のポテチ♀2歳。

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なので、猫の歌を作るのは、ただの必然だと思います。

以前、TBSアニメ「にゃんこい!」の挿入歌で、「ねこねこ音頭」とか、 「ねこ呼んじゃった」などの歌を書かせていただきましたが、 このほど、猫好きなシンガーの方とご縁があって、 「迷子の子猫」という歌を作りました。 現在、YouTubeにアップされているので、お時間がありましたら、 ぜひ、聞いていただきたく思います。   .youtube.com/watch?v=LLH-R4w5w18 (https://www を頭につけて下さい。)

  この歌は、なんて言いますか、 捨て猫や野良猫など、罪のない猫たちの命を救えたら、と思って書きました。

わざわざ高いお金を出して、猫を買わなくても、 お腹を空かせて、途方に暮れて、飼われたがっている猫は、たくさんいます。 また、高価な猫でも、売れ残ると、とても残酷な運命が待っています。

そんな、微妙なペット事情をあからさまに歌ったのではなく、さりげなく歌ったものです。   そして、この歌は、シンガーの中森万美子さんが、ライブで歌ったり、 地元のFM局で流していただいたりと、おかげさまで、好評のようで、 来月の千束ねこまつりでも、動画を流していただけるようです。

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前回のコラムで、なんで歌詞を書くんでしょうかね? と、疑問を投げかけたままでしたが、 私は、ちょっとした使命感を持って書くことがよくあります。 大げさかもしれませんが、この歌で、1匹でも多くの猫が救われればと 思ってます。(=^_^=)。   というわけで、 今日は、この臍で。。。

  漆野淳哉

 

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作詞家 漆野淳哉 コラム Vol.020「経験値」  

みなさん、こんにちは。

  いきなりですが、去年くらいから、胸騒ぎを感じています。

今年から来年の春秋あたりに、何か起こりそうな気がしているのは、 私だけでしょうか?   あ、たぶん、私だけですね。。。>< ちょっと予言めいたことを言ってしまいましたが、 予言どころか、私は、つい先日、コンペの締め切りの日にちを間違えて、 作品を提出しそこなうという事件があり、思い切り凹んでおりまして、 自分の明日さえわかっていません。><;   そんな情けない私が言うのもなんですが、 思い切り凹んだり、思い切り悔しがったり、傷ついたりするのは、 ある意味で、いい経験ではないかと思います。

  と、ちょっと開き直っているように思われるかもですが、 もちろん、開き直りもあります。 しかし、今日のテーマは、「経験値」ということで、 ただの開き直りではありません。

  なんて言いますか、作曲家サンの場合には、好きな音楽とか、 聞いてきた音楽とか、あるかと思いますが、 作詞家の場合は、あんまり関係ないと思います。

どんな音楽を聞いてきたのかというよりも、 どんなふうに生きてきたのかということのほうが、ずっと大事なのではないかと。  

いつも思うのですが、自分が書いた歌詞を、 友だちや知り合いに歌ってもらうのではなくて、まったく縁もゆかりもない プロのアーティストの方に歌ってもらう訳で、 相手は、それなりの、と言いますか、 わかりやすく言ってしまうと、何千何万人の中から選ばれてきた人たちです。 とにかく、すごい人たちを相手に、歌詞を書かなくてはならない時、 自分がそんなすごい人たちに歌詞を書くに値するのかどうか、よく考えます。

  自分には音楽的な素養もないし、歌も歌えないし、 ましてやとても立派な人格者でもありません。 武器となるのは、「経験値」くらいなのではないかと。 人より多くのことを経験して、人より多くの感情をいだいて、 それをメロディに乗せる術を身にければ、なんとかなるのではないかと。

  大げさかも知れませんが、生きていく上で避けられない、 辛いこと、悲しいこと、とても耐えがたいことを真摯に受け止めるだけではなく、 人よりも何倍も悲しんだり、何倍も傷ついたりしたほうが、 いい歌詞が書けるのではないかと思っています。 ボロボロ、ズタズタになればなるほど、魂の叫びが歌詞になります。 とか言うと、そこまでして、作詞家になりたくないですよね。。。  

なので、悲しむばかりではなく、自分の人生を大事にして、 思い切り楽しむことも大切なことは、言うまでもありません。

  やっぱり、凹み気味なせいか、 まとまりが悪いですが、一度、ご自分の経験値について、 ご一考いただければと思います。  

というわけで、 今日は、このヘンで。  

それではまた。

  漆野淳哉