漆野淳哉 コラム Vol.126 桃の節句 

みなさん、こんにちは。

今日から3月で、3月3日はひな祭りということで、先日、御用邸でひな飾りを見てきました。特に女の子がいるという訳ではなく、どちらかというと、雛人形とはまったく無縁ですが、せっかくなので、見学していろいろと学ばせていただきました。そもそも、鳥でもないのに、どうしてお「雛 様というのか、とか、梅ではなく、なぜ桃の花を飾るのか、とか、飾られている人形の種類は? など、日本人でありながら、日本の伝統文化について、ほとんど無知であったと気づかされます。それでも、子供の頃は、童謡でひな祭りの歌があったので、五人囃子とか、お内裏様とか、桃の花を飾るということを誰もが知っているのではないでしょうか? もっとも、ひな祭りの歌といえば、全国的に替え歌が有名で、オリジナルよりも、そっちのほうしか覚えていないということもあるかもしれないですね。(=^・^=)  1  

私的には、どうして梅の花ではなく、桃の花を飾るのかが気になり、調べたところ、桃の花には、魔除けや厄除けのパワーがあるとのことです。ま、迷信ですが、そういわれると、桃の花が見たくなりました。御用邸にも梅園はありましたが、桃の木は見当たりません。そこで、あちこち探し歩いて、なんとか桃の木を見つけました。たぶんですが、これが桃の花だと思います。 2

ちょっとピークを過ぎていましたが、梅の花とよく似ているので、なかなか見分けがつかないかもしれません。やっと見つけたので、なんていいますか、桃の花に愛着が湧き、思わず見入ってしまいました。しかし、この時期は、やっぱり梅の花が主流で、あちこちで、梅まつりをやっていました。少し余談ですが、私の好きな歌に、エビ中の「梅」という歌があります。春には、あちこちで、桜をテーマにした歌が流れますが、梅をテーマにした歌は少なく、そんな梅のキモチを歌っていて、その発想や歌詞が秀逸ではないかと思います。作詞家の端くれとして、先を越されてしまったような、心地よい「やられた感」のある見事な歌だと思いますので、機会がありましたら、チェックしてみてはいかがでしょうか? という訳で、今回は、ひな祭りや桃、梅について断片的な話をさせていただきました。ひな祭りは、英語では、the Doll’s Festivalとか言いますが、なんとなく、それでは軽いと言いますか、味気ない感じがします。日本文化はもっと深みがあるのではないかと思いますが、みなさんはどうお感じでしょうか? 最後に梅まつりで撮ったメジロの写真を載せさせていただきます。それでは、今日はこのへんで。

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