作詞家 漆野淳哉 コラム Vol.007 「アフィリア・サーガさんのライブに行ってきました。」
というわけで、 先日、アフィリア・サーガさんのライブにご招待をいただき、 感染してきました。 いや、観戦してきました。 いやいや、やっぱり、 アフィリアワールドにどっぷりと感染してきました。。。(〃^_^〃) ライブの正式なタイトルは、 「2014 アフィリア・サーガ 5周年記念ワンマンツアー ヴィーナスと蒼き七つの海」 ということで、場所は、東京ドームシティホールという大きな会場でした。 3月の台湾を皮切りに、名古屋、北九州、広島、大阪、京都、そしてファイナルが 東京でした。
披露してくれたのは、アンコールを含めて、全28曲。 ゲームやアニメのタイアップ曲が多く、キャッチーで派手めの楽曲が中心で パワフルでキュートで可愛らしいアフィリアワールドにすっかり魅了されました。
そんな派手めな楽曲が多い中で、 私が作詞をさせていただいた「Everlasting Friends」も歌っていただきました。 この曲は、しっとり系のバラードです。 歌う前に、アフィリア・サーガ結成 5周年といったトークもあり、 そんな前フリがあったので、この曲が余計に引き立った感じです。 大切に歌っていただき、とても感謝しています。 私も生で聞くのは初めてだったので、感動もひとしおでした。
なんて言いますか、 ダンス系の楽曲などは、どちらかというと、サウンド重視で、 歌詞が軽視されがちな気がしますが、 アイドル系の楽曲は、歌詞も重要なファクターになりうると思っています。 また、アーティストの表現力という問題もありますが、 アフィリアさんたちの場合は、ひとりひとりの想いや感情が、 ストレートに観客席にまで伝わってくるので、そこが素晴らしい。 きっとファンの人たちもたまらないんではないかと思いました。
ライブは3時間を越える長丁場でしたが、 オープニングからアンコールまで、ほんとに楽しいひと時を過ごさせていただきました。 このライブは、DVDにもなるとのことで、その発売も楽しみにしています。
そして、いつも思うのですが、 自分の書いた詞作品を歌ってくれるのは、 ほとんどの場合、まだ一度もお会いしたことのないアーティストの方々です。 第一線で活躍しているアーティストが、 見ず知らずの人間が書いた作品をわざわざ歌ってくれると言うのは、 奇跡のような出来事です。 そんな奇跡を叶えてくれて、本当にありがたいと思っています。 と言いつつ、 実は、アフィリアさんたちには、数年前に、お会いしていたことがありました。 お世話になっているレコード会社主催の忘年会で、 初めてお会いした時に、「彼女たちの歌を手がけられたら…」と 密かに思っていたので、念願が叶って、本当に本当にうれしく思っています。
そして、昨年暮れの忘年会でも、彼女たちにお会いできました。 その時、「Everlasting Friends」について、思いがけず、 「感動しました」などと言っていただき、私はもっと感動しました。(@_@;) 作詞家をやってて良かったと思える最大の瞬間でした。 5周年を迎えたアフィリア・サーガのみなさん、 素晴らしいステージをありがとうございました。 これからの益々のご活躍を楽しみにしています。
漆野淳哉
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作曲家 鳥海剛史コラム 第七回 おススメソフトシンセの話「マルチティンバー編」
皆様こんばんわ。 鳥海剛史です。
今日はおススメのソフトシンセのお話など出来ればと思います。
僕がDTMを始めた10余年前などは、 まだemagic社がLOGICを作っていて、 WindowsでLogicが動かせていた時代です。
その翌年の2005年にappleがLogicを買収し、 LogicイコールMacとなってしまいました。 その頃、僕の環境はとにかくハードシンセをマルチティンバーで出力し、 ミキサーを通して1トラックづつレコーディングしていくといった手法で、 デモ音源など作っておりました。
ソフトシンセももちろんLogic内臓のES1、ES2、EXS24、諸々とありましたが、 CPU Intel Celeronでmemory 256メガバイトというスペックでは すぐオーバーロードしてしまっておりました。
なのでソフトシンセはここぞというストリングスやリフなど、 効果的な面で使うという感じでした。(それがまたアレンジの勉強にもなりました。)
それでも当時はそれが当たり前でしたので、 別段不便にも感じず、ハードシンセでMIDIを構築しておりました。
そんなわけで本題です。
僕の今まで使ってきた中での紹介ですので、 異論も認めます。
まず、ソフトシンセを大きく分けると、、、
- GM音源的、マルチティンバー音源
- ある一定のジャンルの音源しか出せないが、高品位の単一機能的音源
この二つが上げられると思います。
それではマルチティンバー音源から、、 こちらは僕が使ってきたものでいうと、、 Sampletank XL HYPERSONIC2 HALION SONIC EASTWEST GOLIATH NI BANDSTAND こんな感じでしょうか。
Sampletank XLは、シンセ系音色も多数入ってますが、 生のピアノやベースやブラスが得意な印象でした。
逆にHYPERSONIC2にも生のピアノやベースやブラスなど入っているのですが、 こちらはシンセ系の音色がコシがあって得意な印象でした。
そしてHALION SONICですが、 どちらも販売メーカーはSteinberg社なのですが、 音源の制作はHYPERSONIC2はWizoo社という、 今ではProtoolsの音源を作っているメーカーがHYPERSONIC2の音源を作っておりました。
そして現在のHALIONSONICはYAMAHAが音源を制作しています。 なので当時から二つの音源を知る人にとっては、 Protoolsの音源を鳴らすと、HYPERSONIC2の音が出るし、 HALIONSONICを鳴らすと、YAMAHA MOTIFの音がするという、、(笑) ちょっとマニアックな話題ですね。。(笑) そしてEASTWEST GOLIATH、、 読み方はゴリアテなのかゴライアスなのか作家仲間でよく議論したもんです。
これは配列がGM配列になっていて、 音質はEASTWESTなので超高品位で文句ないです。 やっぱりEASTWESTなので、生楽器が得意な感じですね。
他にもマルチ音源だと、一時期NativeInstrumentsが出してた、 NI BANDSTANDというGM音源もよく使ってました。
他にも現行のマルチ音源ですと、 MOTU MACH FIVE3やPlugSound Proなどありますが、 現在はCPUのスペックも上がってきたので、 マルチ音源の品数は減ってきてますね。 次回は単一機能的音源をご紹介したいと思います。
それではどうぞ次回も宜しくお願い致します!
鳥海剛史