テーマ「きっかけ」
はじめまして。
T&E Corporationにて作詞家をしておりますMANAです。
まずはこのページをご覧になっていただき
誠にありがとうございます。
今回、ありがたいことに、初めてコラムを書かせていただくことになりました。
大変嬉しく思っておりますが、少し緊張もしています。
私は、これまでHPやSNSにて、積極的に発信する方ではありませんでした。
ですが、この機会をいただき、文章にはなりますが、
自身の言葉で、書かせていただければと思い、お受けいたしました。
そこで、私なりにじっくりとテーマ考えさせていただき、
思いついたのが、「きっかけ」です。
ご想像で恐縮ですが、この場所に辿り着いた皆さんは、
音楽が好きで、将来は作家になりたいとで思っている方々が
殆どではないでしょうか。
(間違っていたらすみません)
そこでひとつ。
私の経験上ですが、人はきっかけを覚えているか、
またはそのきっかけについて言うことができるかで、
大きく道が変わる瞬間があります。
ここで言う「きっかけ」とは、
・音楽を好きになったきっかけ
・作詞家になりたいと思ったきっかけ
・作曲家になりたいと思ったいきっかけ
・編曲家になりたいと思ったきっかけ
このように、皆さんが思ったきっかけについてです。
さて、何故きっかけについて言うことができるかで、
大きく道が変わる瞬間があるかと言うと、
例えば、きっかけについて言うことができれば、
皆さんの強みになり、背中を押してくれます。
具体的な例を上げるなら、
もしこの音楽業界で仮に作家になりたいと思った時、
事務所に入りたい、フリーランスとしてやって行きたい、
という目指す目標があるのなら、今後は自己アピールをして、
皆さんの良さを知っていただく必要があります。
そんな時、きっかけは強みになり、背中を押してくれます。
それから、きっかけについて覚えていると良いこともあって、
これは今後の未来について助けてくれる鍵のような効果があります。
きっかけを紐解いていくと、ご自身の軸みたいなところに、
心の奥底に触れることができるのではないのでしょうか。
それは、
・アーティストの影響を受けた
・作品の影響を受けた
・家族の影響を受けた
・友達の影響を受けた
などなど…。
育った環境などで人それぞれ違いますが、
紐解いた心の軸には、音楽が好きなったそのきっかけが、
今でも詰まっているのだと思います。
私たちは、その好きという気持ちに、
不意に救われることが多々あります。
例えば、この先皆さんが作家になることを選んだと仮定しましょう。
どれくらい想像がつきますか?100%じゃなくて大丈夫です。
具体的なイメージが浮かびますか?
もし夢の中の世界で〜と想像している方いたら、
お伽話だけの世界は広がってはいません。そうなら良いのですが。
とても、とても、険しい世界ですと言わなくてはなりません。
世の中には、二足の草鞋で作品を作り続けている作家も多くいます。
そして、何より作家というのは、0から1にする作業の繰り返しです。
何かを常に考える日々の扉を開くことへとなります。
あまり想像できないんだけど…?という方々の為に、
あなたが仮に作詞家だとして、コンペはどのくらいの頻度で来ると予想しますか?
これは、正直言ってごめんなさい、
私たちも、全てが未知の中で領域で闘っています。
なので言えることとしては、作家は常に考えている、ということです。
よく聞きませんか?今スランプ状態だ、と。
あれはあながち嘘では無いかと思います。
もう職業病なので、そういう生活の始まりなのです。
もちろんON/OFFを切り替えてリフレッシュしていても、
考えることはやめられないのかも知れません。
これは作家あるある、と思っていただければ幸いです。
ただ何事もですが、人によって違えど、
進み続けるか、立ち止まるか。選択肢は皆さん次第です。
好きという気持ちは、初心にも返らせてくれます。
忘れていた心をグッと引き戻してくれるように、
自分を掴んで離さないような力がある一方で、
このままでいいのだろうか…?という不安も一瞬襲う。
キラキラしている一方で、闇みたいな。
夢を追ったことがある人なら、
一度は味わったことがあるような、あの感覚。
きっと誰でも、立ち止まってしまう瞬間は、
必ずと言い良いほど来ます。
心が折れそうになります。
私も何度も同じような経験をしました。
答えはひとつ、心の中にあるのに、
ぐるぐるして、負のループに入る。
抜け出すのには、物凄い時間がかかる。
私自身、コラムを書かせていただいておりますが、
私が出した答えは、きっかけを忘れなかったということです。
「音楽が好き」「音楽しかない」という気持ちを、
毎日自分自答するように、自分自身に問いかけ、
走り続ける選択をしました。
但し、それが正解だとは言いません。
何故ならば、基本的に作家の世界はコンペ中心だからです。
コンペで採用されて初めて、世の中に作品が出ます。
と言うことは、不採用であれば、残念ながらその作品は、
世の中には出ないと言うことになります。
そして激しい競争率です。
ただ、不採用の先に採用があるのも確かです。
「きっかけ」は「きっかけ」に過ぎず。
言わば、魔法の鏡みたいなものです。
道を切り開くのは、最後は自分自身で、未来までは
誰にも、そう等しく見せてはくれないのです。
それでも、そう音楽を愛し、チャレンジしてみたいという方々は、
今後の人生に関わることですし、ご自身の悔いの無い様、
直ぐには答えは出さず、じっくりと時間をかけて、
様々な選択肢を考えてみてはいかがどうでしょうか。
ゆっくりと。あせらずに。
ここまで読んでくださった皆さん、本当にありがとうざいました。
そして、いつも支えてくださる皆さまへ。
本当にありがとうございます。
では、またどこかで。
MANA