T&E Corporation コラム

 

■ザ・スピナーズ(The Spinners)


私の好きなアメリカのドラマ「suits」を見ていたところ、マイクがハービーのオフィスのレコードコレクションの中で、「スピナーズ」を見つけ、「Spinners! really !?}と言ってバカにしているシーンがあります。

スピナーズと言えば、フィラデルフィア・ソウルの代表グループで、国内外問わずその後の様々なアーティストに影響を与えた素晴らしいグループという印象ですが、そうやってバカにする人がいるという事は、アメリカでは何か「ダサい」という印象を持っている人がいるのでしょうか?良く分かりません。

尚、スピナーズの印象と言えば、”Could It Be I’m Falling In Love”が最初に思い浮かびます。

因みに、ドラマ「Suits」の中では、”Rubberband Man”がフィーチャーされていました。

どちらもクールなナンバーですね。


ザ・スピナーズ(The Spinners)

アメリカ合衆国デトロイト出身のヴォーカル・グループ。

1954年結成。フィラデルフィア・ソウル(フィリー・ソウル)およびファンキー・ディスコの代表的グループのひとつとして知られている。

初期のメンバーは、ボビー・スミス、ピーター・マンドラー、ヘンリー・ファンブロー、ビリー・ヘンダーソン、パーミー・サトラーファイという5人。

1960年代後半から1970年代初頭にかけてのモータウン・レコードとの契約。

最初のヒット曲の1つは、1961年の「That’s What Girls Are Made For」

アトランティック・レコード時代には、トム・ベルのプロデュースにより多くのヒットを放ち、R&Bチャートだけでなく全米ポップ・チャートにものぼる人気を獲得した。

その中には、「I’ll Be Around」、「Could It Be I’m Falling in Love」、「Games People Play」、「The Rubberband Man」など、これらの曲は、ソウル・ミュージックのクラシックとされている。

キャリアの間にメンバーの変更がありましたが、2000年代以降、オリジナルメンバーが相次いで死去するも、ヘンリー・ファンブロウを中心にライブ活動を続けている。

 


 

■プチ音楽用語講座

 
・BPM

beats per minute の略。

楽曲のテンポの単位になります。

 

・リフ

繰り返しを意味するrefrainが語源の様ですが、

繰り返されるフレーズを意味します。

特にイントロで使われる事が多く、ギターのパワーコードなどが良くある
パターンです。


・あごあしまくら

あご(顎)は、食事代。
あし(足)は、交通費。
まくら(枕)は、宿泊費。

こちらは音楽業界のみではないかと思いますが、
ツアーなど地方や、海外での仕事の際、支給される費用になります。

 


 

■作曲家紹介:バート・バカラック(Burt Bacharach)

バート・バカラックは、アメリカの作曲家、編曲家、ピアニストです。

1928年ニューヨークで生まれ。

ポップスからR&B、ソウル、ジャズ、映画音楽まで、さまざまなジャンルの曲を手がけてきました。

特に1960年代から1970年代にかけてはその活躍が際立っていました。

代表曲には「Raindrops Keep Fallin’ on My Head」、「(They Long to Be) Close to You」、「What the World Needs Now Is Love」、「I Say a Little Prayer」などがあります。これらの曲は数々のアーティストによってカバーされ、広く知られています。

特に、ザ・カーペンターズ(The Carpenters)は、バカラックとハル・デヴィッド(Hal David)との協力によって大きな成功を収めました。

彼らの代表曲に「(They Long to Be) Close to You」、「Rainy Days and Mondays」、「We’ve Only Just Begun」が有名です。


また、ディオンヌ・ワーウィック(Dionne Warwick)は、バカラックとのコラボレーションによって多くのヒット曲を生み出しました。

代表曲に「Walk On By」、「I Say a Little Prayer」、「Do You Know the Way to San Jose」などがあります。


クリストファー・クロス(Christopher Cross)は、
バカラックとカーン・バーレル(Carole Bayer Sager)との共作である「Arthur’s Theme (Best That You Can Do)」で、1981年のアカデミー賞で最優秀オリジナル曲賞を受賞しました。

 

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