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須田悦弘コラム A♭、B♭の正体(その1)
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こんにちは、須田悦弘です。
自宅マンションの大規模修繕工事が先月から本格的に始まりまして、
唐突に襲ってくる耐えられないほどの微振動や騒音に悩んでいます。
工程表から推察するに、先週は特にうるさくなりそうだったので、
思い切って岩手県の安比高原に八日ほど避難しておりました。
いや〜、楽しかったです山奥生活。ほぼ毎食、七輪で何かを焼いて食べておりました。
おかげで心身ともにリフレッシュ!
月曜の夜に自宅マンションに戻ってきましたが、今のところ静かです。
【理論編】
さて、気がつくと、前回から一ヶ月以上空いてしまいました。
しかも前回は理論編を休憩しておりました。
今回から、また新たな話題で、作曲の幅を広げるお手伝いをしようと思います。
題名にありますように、”A♭、B♭の正体”です。これは音階のことではなく、
キーがCにおけるコード名のことです。度数番号でいうとⅥ♭、Ⅶ♭のことです。
A♭、B♭と書いた方がキャッチーかな、と思い、この題名にいたしました。
作曲に慣れている方々なら、A♭-B♭-C、というコード進行は、良く使われることでしょう。
このA♭、B♭って、なんで調整外のコードなのに、しっくりと馴染むのでしょうか。
その理由を理論的に理解すると、更に発展して色々な転調の世界に応用できます。
そう、A♭-B♭-Cって、使われすぎていて、いまさら感がありますよね。
ぜひ、スポット的に使うのではなくて、理論で立体的に捉えて、
他の色々なコード進行について応用・発展させて参りましょう!
次回から詳しく書いて参ります。是非、ご期待ください!
ヒントは、”ファンクション”です。これを正しく理解することで
思いもよらない発見があります。
今回もお読みいただき、ありがとうございました。
須田悦弘