ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

須田悦弘コラム ボイシングのヒント(3)

ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

【告知】

こんにちは、須田悦弘です。

すでに放送されてしまいましたが、先日、オリジナルバンドRecezza.の曲を FMヨコハマさんでオンエアしていただきました。 同時にMCと電話で会話という形で喋りでも出演させていただきましたが、 緊張しましたね〜。言いたいことの半分くらいしか言えませんでした。 それにしても老舗のFM曲で放送していただき、ありがたい限りです。 まだストリーミングで聞けますので、よろしければ是非!  

【理論編】

さて、理論編。テンションコードのボイシングのタメになる話を続けます。 7thコードを弾く場合には、Root+3rd+5th+7th、もしくは5th+7th+Root+3rd と弾くのが基本です。C△7でしたら、ドミソシ、もしくはソシドミですね。 これに9thを足して、C△7(9)や、更に13thも足してC△7(9,13) のテンションコードを弾くときは、どうしましょう。 指は5本しかありませんから、全部弾くのは無理ですね。  

テンションコードを弾く場合には、omission(省略)という行程が必要になります。 これは、バンド等で別の楽器がRootを弾いていることが前提になりますが、基本的には、 9th→Root を省略 11th→3rdを省略 13th→5thを省略 とするのが、オーソドックスです。   先のC△7(9,13)でしたら、9th=レ、に対し、Root=ドが省略、 13th=ラ、に対し、5th=ソが省略となります。残った音は 3rd,7th,9th,13thとなりますね。 4音でしたら、片手で演奏することができます。あとは、これを 片手で演奏できる1オクターブ以内に配置しなおしてあげます(=インバーション)。  

基本形は、3rd,13th,7th,9th。もしくは、7th,9th,3rd,13thとなります。 C△7(9,13)でしたら、ミラシレ、もしくはシレミラということですね。 この形を覚えておけば、ジャンルで言えばR&BやJazzやオシャレ系Houseなどに 幅広く対応できるようになります。 もっと詳しくお知りになりたい方は、スカイプで30分でお教えいたします。  

【次回予告】

さてさて、ボイシングの話はここまで。次回か違う理論編を書きます。 Phrygian#3 別名Harmonic minor P5th Bellowの 「ベタベタクラシカルだけじゃない、実は美味しいオシャレクールな使い方」 を出発点に、思いつきや感覚だけではほぼたどり着けない、 Augmentコード発生のいわれ、についてお教えいたします。  

ではでは!