作詞家 漆野淳哉 コラム Vol.064. 【70年代の映画➁】

目次

みなさん、こんにちは。

先日、某作曲家様より、アイスクリームが届きました。

私からアイスクリームを下さい、などとはひとことも言っていないのに、

アイスが届きました。しかも、とびきりに美味しいアイスでした。

どちらかという、私のほうがかなりお世話になっているので、ありがたい気持ちと

申し訳ない気持ちでいっぱいです、本当にありがとうございました、S田さん。

 

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なんていいますか、以前もお話ししたと思いますが、好きだと言っていると、

不思議なことに、アイスのほうから、近づいてくることが少なくありません。

かつては、アイスクリーム特集でハワイにまで行ったこともありますが、

さすがに、最近はそういうおいしい仕事は少なくなりました。(><) 

それでも、こうしてアイスをいただく幸運に恵まれ、日々是感謝です。。

さて、前回ですが、思いがけず趣味の悪い映画をご紹介してしまい、

なんていいますか、自分ながらヘンなコラムを書いてしまったと思っていました。

そこで、今回は、そんなイメージを払拭するべく、引き続き、

1970年代の映画について、少々、話をさせていただこうと思います。

前回、思いつくままにいくつか好きな映画を列挙させていただきましたが、

肝心の映画を挙げるのを忘れておりました。

というより、ちょっと照れくさいのもあり、わざと挙げなかった訳ですが、

70年代で忘れてならない映画に「小さな恋のメロディ」という映画があります。

この映画は、確か、朝いちで映画館に行って、ラストまでずっと座り続けて、

1日に4-5回観た記憶が、おぼろげながらあります。

後にも先にもそんな映画はなかったと思います。

迂闊にもこの映画を観て感動してしまった訳です。

で、この映画について言いたいことですが、機会がありましたら、

BLANKEY JET CITYさんの「小さな恋のメロディ」という歌を

ぜひ聞いていただければと思います。なんと、この歌の歌詞の最初の4行に、

私の言いたいことがすべて集約されているんです。

驚きました。

何気に、それって、凄いことではないかと思います。

そんな凄い歌詞を書かれてしまっては、

まるで、研究発表で先を越されてしまった科学者のような心境ですが、

それ以上に、なんていいますか、ある映画を観ておんなじようなことを

感じられている方がいることも感動的です。

私の場合ですが、好きな映画を聞かれても、なんとなく恥ずかしくて、

「小さな恋のメロディ」です、なんてとても言えなかったりしていましたが、

BLANKEY JET CITYの浅井さんという方は、それを歌にしてしまっているなんて、

私が言うのもなんですが、正真正銘の天才詩人ではないかと僭越ながら思います。

ところで、みなさんは映画を観て本当に感動したという経験はおありでしょうか?

私はプチ感動なら、何度もありますが、本当に感動したのは、ただ1度だけです。

なんていいますか、ちょっと大げさかもですが、私の中にまばゆい光が

降臨したような感じで、それだけで数年間、とてもhappyな気分でいられ、

まるで詩人になったような神秘的な体験でした。

なので、本当の「感動」という意味を知っているのではないかと、

密かにですが、思っています。そして、日常生活で、ごく普通に「感動」という

言葉を比較的頻繁に使っていますが、それは、言葉止まりのことで、

私が体験したような真の感動とはほど遠いのではないかと思います。

という訳で、最後はひとりよがりな内容になってしまったかもですが、

とことんひとりよがりじゃないと、創作なんてできないのではないかと、

おっと、またひとりよがりになってしまいましたが、今日は、このヘソで。

それではまた。

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作曲家 須田悦弘 コラム

 

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すばらしきミュージシャンとのご縁

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皆様こんにちは、須田です。

今日は、先週書きました愛犬が退院してきてちょうど1週間、手術後の抜糸でした。

糸をハサミて切って、スルスルと引き抜くだけ。意外に簡単なものでした。

本人(?)も、何をされているのか良く分からないうちに終わっていました。

明日からは風呂に入ってもいいし、体力が回復すれば旅行にも行って良いらしいです。

ありがたいありがたい。。先生本当にありがとうございます。

さて、これも先週書いたことですが、オリジナル作品を作る!というお話。

ギタリストの中村天佑さん

twitter.com/tenyu_    (add https://)

二胡奏者の里地帰さん

twitter.com/satochiki1207   (add https://)

に、私のデモを聞いていただき、興味を持っていただけたらご一緒しませんか?!

とお話を持ちかけ、一緒に作らせていただけることになりました。なんという幸せ。

天佑さんと知り合えたのは、以前、今井麻美さんに楽曲を採用いただけたからです。

今井さんのバンド”+A”で出演していた天佑さん。

そのご縁でTwitterの相互フォローをしていただき、拝見していると、

好きなギタリストが同じだったり、その後益々気になりまして。

今井さんのライブに伺うたびに天佑さんのプレイに釘付けになっておりました。

里地帰さんと知り合えたのは、以前、中村繪里子さんに楽曲を採用いただけたからです。

ワールドミュージックフェスティバルと銘打たれたライブでゲスト出演していた里地帰さん。

もう、一発でその音色の虜になった私。勝手に妙にピンと来まして、

YouTubeで演奏を拝聴したりしているうちに、

いつかタイミングをみてお声掛けしたいな、と思っておりました。

とにかく今回は、自分が良いと思うもの、そして、数は少なくても誰かの心に残るものを、

精魂込めて作って行きたいと思っております。楽しすぎて、ワクワクしております。

もちろん、コンペ活動もがんばります。これもやっぱり、どうしたって楽しい。

クライアントの求める物を自分なりに考えた結果、

自分一人じゃ絶対に出てこなかった曲が生まれた経験は、すでに数知れません。

その中の何曲かは、幸せなことに多くの方々に聴いていただくことが出来ました。

またその結果、前述のような素晴らしい方々と出会うことも出来ました。

良い所まで行って落選が続いたり等、精神的に凹んだりすることも多いですが、

バランスを取りながら、続けて行けたら幸せだな、と考えております。

それでは、また来週!

須田悦弘