作詞家 漆野淳哉 コラム Vol.033 「読書百篇音源百回」  

みなさん、こんにちは。  

このところ、いろんなテーマで歌詞を書くことが多くなって、 頭の中がひっちゃかめっちゃかになったりしていますが、 やっぱり、集中力は、何にも増して肝要ではないかと思っています。  

しかし、今は空前の情報化時代で、 わざわざ図書館へ行かなくても、いろいろと調べ物ができたりで、 とても便利な訳ですが、それがむしろ、障害になったりもするケースが少なくありません。>< たとえばですが、星をテーマに、という時に、 ヒントを探そうと、いろいろとネットを見たりしていましたが、 いつしか星の世界から、アポロの話になって、 「月になんか行ける訳がない」と断言していたアポロ1号の宇宙飛行士 ガス・グリソムの突然の謎の死が気になってしまい、その真相を読み漁ったり、 挙句の果てには、アポロ計画に疑問を持った映像作家のバート・シブレルという人が、 月に行ったという歴代の宇宙飛行士を追いかけまわして 「ほんとに月に行ったのなら、聖書に手を置いて宣誓してみろ」と詰め寄って、 その都度、宇宙飛行士たちに殴られたり蹴られたりしている動画を見ちゃったりして、 なかなか作詞とはかけ離れてしまい、まったく集中力どころではありません。><

締め切り時間が迫ってきて、 こんな動画を見ている場合ではない、と思いつつも、 更には、アポロ20号のモナリザの動画まで見ちゃったりして、 思わず、興奮したりもしてしまいました。><  

そんな感じで、ネットが繋がっていると、 集中力の妨げになってしまうということが、少なからずあります。 なので、集中しようという時には、ネット断食をすることにしました。 作詞とは関係ない情報を遮断する、情報断食です。 ネットに繋がっていないので、その間、メールのチェシクもできません。

メールの返事を考えたりするのも、大きく集中力を奪われてしまうので、 1曲書き終わるまでは、とにかく、余計な情報を遮断する訳です。   そして、実感したのは、曲先の場合ですが、 作詞のヒントは、ネットその他にあるのではなくて、 あくまでも、対象となる楽曲にあるということです。 以前、当コラムで、音霊の話をしたことがあると思いますが、 集中して、その曲を聞いていれば、 やはり、次々といろんな言葉やフレーズが浮かんできます。

三国志ではないですが、 「読書百遍義自ずから見(あらわ)る   という感じで、 ネタやアイデアに詰まった時こそ、 他に情報を求めないで、ひたすらその曲を繰り返し、 聞き込むことが最善策だと思っています。  

と、僭越ながら、作詞論を述べさせていただきましたが、 アポロの件。 まだパソコンもない時代、旧式のタイプライターの時代、 日本では、まだオート3輪が走っていた時代に、 月になんて行けるはずはないのではと思っています。

当然、デジカメなんかもなくて、 まだフィルムの時代に宇宙線・放射線等、諸条件が厳しい場所で、 写真が撮れたのか、疑問です。 ほかにも、いろいろおかしな点はありますが、 いずれ、真実が明かされるのではないかと思ってます。  

なので、初めて月面に降り立ったとされる船長が、 小さな一歩だが、人類にとっては偉大な一歩である、 みたいなことを言ってますが、 もしかしたら、アポロ計画によって、 詐欺師の一歩を踏み出しちゃったのではないかと、 密かに思ったりしています。   というわけで、 ひっちゃかめっちゃかな内容になってしまいましたが、 今日は、このヘソで。  

それではまた。

  漆野淳哉

 

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鳥海剛史コラム Vol.31 【リリースお知らせ!】AKB48 ここがロドスだ、ここで跳べ!  

皆様こんにちわ! 作曲家の鳥海剛史です!

本日はリリースのお知らせになります(*´ェ`*) AKB48 6thアルバム「ここがロドスだ、ここで跳べ!」 楽曲提供させて頂きました! koko

  TypeB収録 M-05「パナマ運河」作曲させていただきました!

M-05 「パナマ運河」 川栄李奈・松井玲奈・峯岸みなみ・渡辺美優紀 作詞:秋元康、作曲:鳥海剛史、編曲:野中“まさ”雄一 AKB川栄李奈さん、SKE松井玲奈さん、AKB峯岸みなみさん、NMBのミルキーさんの4人のユニット曲になります! なんかタイトル通り? 

無国籍な曲になっております(*´ェ`*) シングル曲は、、 ラブラドール・レトリバー 鈴懸の木の道で〜 前しか向かねえ ハート・エレキ 心のプラカード 希望的リフレイン などなど大ヒット曲満載のアルバムです!

是非聞いてみてください!(*´ェ`*)

●●●●制作秘話的なお話●●●●

この曲を作ったのは、昨年の5月11日でした。(日記と作業日報書いておりますので、、笑) 当時、別案件を複数抱え、 朝10時までリテイク作業に追われており、 ちょっと一杯飲んで眠りにつきました。

しかし寝始めたら、なんか未完成の粗削りの、 彫刻のような曲の塊が降ってきました。

やたらと仕事を抱え、頭もかなり冴えていたのを覚えています。

もう思いついちゃったらしょうがないよって事で、 ベットを抜け出し、スタジオに戻り、 Macの電源を入れました。

そこからイントロ、A、B、サビまですぐ出来ました。 その寝る直前に降りてきた、 巨大な彫刻をノミで削るように全体像を描き出していきました。

ここからがすごいんですが、 メロ、ベース、ドラム、ピアノ、ブラス、、 全部打ち込んで時計を見ると、 なんと20分でした。 まるでそこに最初から在ったかのように。 こういう体験、作曲家をやってると稀にあるんです。

でもこの時は不思議な体験でしたね。

これ、20分でここまで俺が作ったの?って感じでした。 そこから仮の歌詞を書き、これも10分ほどです。

スタジオに入って、30分後にはワンコーラスの歌詞の載った曲がそこにありました。 そして仮歌を録って、、、 もうコンペ出すときには手応えあるんですよね。

「これ、絶対決まる」って。 これが決まらなきゃ何が決まるんだと。 採用される曲って、わかるんですよね。

もちろん毎曲毎曲そうやって作ってるのですが、 決まる曲は何か異様なオーラをまとってるんですよ。

今年もこんな不思議な体験をしたい所ですね。

というわけで、 「ここがロドスだ、ここで跳べ!」 M-05 パナマ運河 ぜひ聞いてみてください!!!

それでは今週はこの辺で!

SEE YOU!!!

鳥海剛史